チゲ鍋を自宅で作る

決め手の薬念醤(ヤンニョムジャン)の手づくりからスタート

 

薬念醤とはさまざまな薬効をもつ香味野菜や調味料を混ぜてつくる、韓国の万能調味料です。チゲ鍋はもちろん、さまざまな料理の隠し味や薬味になってとても重宝。ぜひレシピを覚えておきましょう。

 

<基本の薬念醤・材料>

しょうゆ…大さじ6
酒・ゴマ油…各大さじ2
砂糖…大さじ2
粉トウガラシ…大さじ1/2
半ずりゴマ…大さじ2
長ネギのみじん切り…大さじ5
おろしニンニク…2片分
ショウガのしぼり汁…少々
塩・コショウ…各少々

 

<作りかた>
  1. 長ネギ、ニンニク、ショウガ以外の材料をよく混ぜ合わせる。
  2. つかうときに、長ネギ、ニンニク、ショウガを加える(このほうが変色もなく、風味がいい)。

☆冷蔵庫で約2週間保存が可能。料理に合わせてアプリコットジャムやコチュジャンを加える。

 

実に簡単な薬念醤ですが、チゲ鍋にも偉大な力を発揮してくれて、本場の味を家庭でも再現することができるんです。
スープ好きの韓国人は3種類の汁物を常食し、具が少なく汁たっぷりを「タン」または「クッ」、具が多く汁少なめでトゥッペギという土鍋で煮ることが多いスープを「チゲ」と呼んでいます。具の多いチゲは日本のみそ汁感覚で、ふだんの食卓でもよく供される家庭料理なのです。